創業123年の川本屋茶舗を経営する川本屋商店(横浜市中区伊勢佐木町6)が1月、横浜生まれの食材を詰め合わせたウナギ茶漬けセット「ハマごころ茶々」の販売を始めた。
「横浜の生産者が丹精込めて作っている食材の魅力を届けたい」という思いから、商品化を実現。風呂敷に包まれた竹製のかごの中には、国産のウナギ、ミル式の茶漬けの素、刻みのりを、備長炭で火入れされた静岡茶と共に収めている。食材の仕入れや加工は、全て横浜市内の業者などが行う。
ウナギは、横浜市中央卸売市場の買参権を持つファーストドロップ(神奈川区山内町1)が選んだもので、刻みのりは、タレントの出川哲朗さんの兄が営む蔦金商店(神奈川区栄町)の製品。泉区在住の干し野菜研究家、澤井香予さんがレシピを開発した茶漬けの素の具材には、苅部農園(保土ヶ谷区西谷町)の「苅部ネギ」、永島農園(金沢区釜利谷東7)の「おひさま椎茸(しいたけ)」とタマネギ、川本屋茶舗のかつお節、ほうじ茶、玄米を使い、福祉施設「ぶどうの樹」(泉区和泉町)と「いずみ苗場の会」(泉区和泉中央南4)が、自然乾燥加工やブレンド、瓶詰めを請け負う。
添加物や着色料、保存料を一切使っていない茶漬けの素は、ステーキやカルパッチョにかけても楽しめるという。価格は、2食分セット=5,980円、4食分セット=7,980円。オンラインショップで扱う。