アートを通じて社会課題の解決に取り組むアートチーム「LITTLE ARTISTS LEAGUE(リトルアーティストリーグ)」が、象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で、2月11日から展覧会「やさしさの花-FLOWERS OF KINDNESS-」を開催している。
開いてみたら「ゾウ」みたい 象の鼻パークで象の花 バタフライアートで
同展のコンセプトは「やさしいことを一つすると、一つ咲くやさしさの花」。象の鼻テラスの壁面にチームの共同代表のルミコハーモニーさんと望月実音子さんによる「シンメトリーモノプリント」で花を描いた新作と、世界各地の「やさしさのエピソード」を展示。
闇の中で過ごす「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」の体験をしたことのある子どもが作った、音が出る花や、香りのある花、凹凸があり触れられる花など、視覚以外で感じることのできる「花」も並ぶ。
ルミコさんは「『やさしさ』は多様で、どれひとつ同じものがない。いろいろな角度からやさしさを考えたい。『地球にやさしい』『障がい者にやさしい』『異文化間でやさしい』って、どういうこと?と考えるきっかけになれば」と話す。
「シンメトリーモノプリント」は、紙に絵の具を置いて、半分に折って開くシンプルな技法で、11日12日には展覧会会場でワークショップを実施、約50人が参加した。「寝たきりの子でも、少しだけの絵の具を出すことができれば体験できる」といい「展示希望先を募って取り組みを広げていきたい」とも。
開催時間は10時~18時、展示は2月13日まで。観覧無料、予約不要。