関東学院大学(横浜市金沢区六浦東1)が、「企業内起業セミナー」を横浜市役所1階アトリウム(中区本町6)で2月24日に開催した。
セミナーのコンセプトは「ヨコハマから日本を元気に」。大学から生まれる優れた技術シーズの実用化やアントレプレナーシップ指導人材の育成を支援し、スタートアップが持続的に創出する体制を構築することを目的とした。
パネリストには、デロイトトーマツノード代表職務執行者社長森亮さん、トライフ代表取締役の手島大輔さん、横河電機国内人財統括部の箕輪優子さんを迎え「新型コロナウイルス感染症の影響により日本経済が冷え込んでいる今こそ必要な企業内起業の真髄」について議論を交わした。
同セミナーは、科学技術振興機構(JST)の社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型(拠点都市環境整備型)の助成を受けた事業の一環として開催。助成は、横浜国立大学、横浜市立大学、神奈川大学、一般社団法人みなとみらい21とともに採択を受けた。
関東学院大学学長補佐で経営学部教授の岩崎達也さんは「セミナーでは『企業内起業』をテーマとして、3人の強力なビジネスパーソンをパネリストに迎え、企業内起業のための極意や思いなど、他では聞けない本音のディスカッションが繰り広げられた。会場に来てくれた聴衆の皆さんもゲストの熱いトークに刺激されたようで、セミナーが終わった後も質問をする様子がうかがえた」と当日の様子を振り返った。
関東学院大学は1884(明治17)年に横浜市山手町に米国人宣教師が創立した横浜バプテスト神学校が起源。1949(昭和24)年の学制改革により関東学院大学となり、現在では、国際文化、社会、法、経済、経営、理工、建築・環境、人間共生、教育、栄養、看護の 11 学部を設置。2023年4月には横浜都心部に横浜・関内キャンパスの開校を予定している。