横浜スカーフとシルクの魅力をPRする「2022横浜ファッションウィーク」が象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)とシルクセンター(中区山下町1)で開催されている。
1859年の横浜開港後に、横浜港から生糸の輸出が始まり、日本の近代産業の源となり経済発展につながった。イベントでは、横浜の代表的な地場産品で、高度な手捺染(なっせん)、縫製の技術で作られているシルク製品ブランド「横浜スカーフ」を紹介する。
初日の29日には、象の鼻テラスで第10代目横浜スカーフ親善大使任命式が行われ6人の親善大使がスカーフの魅力をPRしたほか、横浜ファッションデザイン専門学校生徒たちが横浜繊維振興会が提供したスカーフを素材に作成したスカーフドレスのファッションショーが行われた。
横浜スカーフの展示、スカーフのアレンジ教室、カラー診断、染色体験、捺染体験、スカーフ大使によるスカーフアレンジメントショーや、シルク製品の販売などが行われる。
横浜ファッションウィーク実行委員長の松村俊幸さん(横浜繊維振興会会長)は「横浜繊維振興会として横浜市のSDGs認定制度も取得した。今年はスカーフのPRとともに、環境に優しい天然素材であるシルクを広め、開港後から戦後まで地場産業として横浜の経済の経済を支えてきたシルクの魅力を若い人たちにも伝えていきたい」と話す。
会場は、シルクセンター国際貿易観光会館1階と象の鼻テラス(29日・30日のみ)。会期は5月7日まで。入場無料。