横浜の音楽業界の現状と未来を語るシンポジウム「音楽で横浜の未来をみんなで語ろう」が、3月30日に横浜メディア・ビジネスセンター(横浜市中区太田町2)で開催される。
音楽ライブを含むイベント開催の制限が緩和されつつある昨今の状況下で、横浜の音楽業界や横浜で音楽活動をする人たちの現状や課題を共有し、未来に向けて何をすべきか、何ができるかを話し合う。主催は横浜市芸術文化振興財団とNPO法人「ARCSHIP(アークシップ)」。
主催2団体では開催に先立ち、過去に横浜市内で活動したことのある音楽関係者にアンケートを行った。シンポジウムではアンケート結果の分析を基に議論する。アンケートでは、音楽活動を続ける理由や活動の状況、活動を続ける上で知りたいことや興味のあることを調査し、300件以上の回答が集まった。
横浜ライブエンターテインメント協議会、横浜Jazz協会、みなとみらい21ミュージックシティ推進委員会、日本ライブハウス協会の4団体から、それぞれパネリストが登壇する。横浜にある音楽関連ネットワークの紹介や、横浜の音楽シーンのファンを増やすためにそれぞれの担い手ができること、街や人の垣根を越えてどのように新しい出会いを生み出すかも発信するという。
同NPO代表の長谷川篤司さんは「これまで互いに組織の事は知っていたが、同じテーブルで横浜の音楽シーンの良い点や改善点、課題などを語り会う機会はなかった。活動内容やビジョンを共有し、横浜の音楽におけるブランド力アップに向けて話し合う場をとうとう実現できた。この状況だからこそ開くことになったシンポジウムなので、良いものにすべく頑張りたい」と意気込む。長谷川さんは司会進行も務める。
開催時間は15時~17時。観覧無料。事前申込制。
神奈川県の方針ではまん延防止等重点措置が解除された3月22日より、大声ありのイベントの場合は施設の収容定員の半分まで収容可、大声なしのイベントの場合は感染防止安全計画を提出すれば収容定員まで収容可としている。参加者が5,000人以下の場合は安全計画の提出は不要。