横浜・六角橋のカジュアルレストラン「六角箸」(横浜市神奈川区六角橋3)が5月10日、移転リニューアルオープンした。
2017(平成29)年11月から約4年間、六角橋商店街で営業してきた同店。リニューアルと同時に移転し、旧店舗から徒歩10分の神奈川大学横浜キャンパス付近に新店舗を構えた。
新店舗は住宅街にあるため、これまでの居酒屋利用に加えファミリー層の利用も見込む。カウンター席を無くし、グループで利用しやすいテーブル席のみとした。これまでも人気のあった横浜野菜の素揚げや大山鶏トマホーク素揚げをはじめ、ポテトサラダ、唐揚げ、ガーリックシュリンプなど、幅広い世代が好むメニューをそろえる。
店主の田中朋行さん一家も六角橋エリアで暮らしていることから、「地域の人たちや子どもたちが集まる店にしたい。家族団らんの場として利用していただければ」と話す。
内装は田中さん自ら手がけ、作業の様子はインスタグラムで伝えた。木目の装飾の一部は田中さんの子どもやその友人も参加して仕上げたという。
移転の理由の一つに、田中さんの身に慢性骨髄性白血病が発覚したことがある。自宅から通いやすい場所に店を移し、1人で切り盛りしていた体制も見直して複数人運営にし、働き方を変えた。田中さんは「症状は重くなく、薬で体調は安定している。同じ病気を患う方や同じ不安を感じている方を、自分の働く姿で勇気づけられたら」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~23時(月曜はランチのみ)。日曜定休。