横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)が5月9日から、設備メンテナンスによる大規模改修工事のため休館している。
赤レンガ倉庫は新港ふ頭建設の一環で、1911(明治44)年に2号館、その2年後に1号館が竣工。関東大震災での半壊、第2次世界大戦後のアメリカ軍接収を経て、1956(昭和31)年に港湾倉庫として再稼働。1989(平成元)年、倉庫としての役割を終える。2002(平成14)年に文化・商業施設としてリニューアルオープンし、今年で20周年を迎える。
建物内の工事のため、休館中も外観は変わらない。赤レンガパークでのピクニックやランニングのほか、みなとみらいや横浜港の景色を眺めたり、石畳や線路跡など倉庫創建時の歴史に触れたりすることもできる。休館中も、赤レンガパーク内にある公衆トイレは使用できる。
休館中も敷地内広場での主催イベントは通常通り行う。6月4日・5日は、スケートボードやBMX、ブレイクダンス、パルクールなどの世界的プレーヤーが技を披露する「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL 2022」を初開催。7月16日~18日は、カレーフェスと音楽ライブのコラボ「CURRY&MUSIC JAPAN 2022」、秋には「横浜オクトーバーフェスト」、冬にはクリスマスマーケットやスケートリンクなど、毎年恒例のイベントも予定している。