伊勢佐木7丁目では、6月から、3年ぶりに「一六縁日(いちろくえんにち)が再開された。
縁日が1と6のつく日に行われるところから「一・六地蔵」愛称を持つ「子育地蔵尊」に横浜市中区伊勢佐木7)にちなんだ縁日。
子育地蔵尊は、富山県出身の僧、奥田真眠師が1894(明治37)年に、横浜善光寺別院を創建した。10年程して、子宝が授かり丈夫にすくすくと育つようにと、現世利益の守仏として、境内に地蔵を安置した事から始まるとされる。
1923(大正12)年9月の関東大震災と1945(昭和20)年5月横浜大空襲の災害をを受難し、震災・戦災の供養もこめて、信仰されてきた。
地蔵の姿は左手にえい児を抱き、右手に錫杖を持つ座像。地蔵の前には全身に金箔の貼られた身代わり地蔵も鎮座し、自身や家族の気になる場所に金箔を貼り、願いを込めることができる。
縁日には、たこ焼き、焼きそば、金魚すくいなど、約40店の出店が並ぶ。
子育て地蔵尊の顧問の沖隆房さんは3年ぶりの再会にあたり「この日が来るのが待ち遠しかった。街の人たちもよろこんでくれている」と笑顔をみせる。
縁日の開催は6月~8月の1日、6日、16日、26日。時間帯は16時~21時。雨天中止。