横浜ハンマーヘッド(横浜市中区新港2)にあるビール醸造所「NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナインブリュワリー)」 は6月22日、併設するレストラン「QUAYS pacific grill(キーズパシフィックグリル)」でビールのテイスティングイベントを行った。
国産レモンの果汁とピール、シチリア産の岩塩を使い、レモンマートルで香り付けした新作ビール「塩レモンIPA(アイピーエー)」の発売を記念して開いた同イベント。テイスティングには新商品とともに、「ジャパン・グレートビア・アワーズ2022」金賞を受賞した「#9 Hazy (ナンバーナインヘイジー)」、ニュージーランド産のモルトとホップを使った「Hammer Head Ale(ハンマーヘッドエール)」、小林ホップ農園(山梨県北杜市)のホップを使った「QUAYS Pilsner (キーズピルスナー)」の定番商品3種を用意した。
ブリューマスターの斎藤健吾さんは、それぞれのビールの特徴や醸造方法、「少ない量を醸造することができないため、初めて造るビールであっても1タンク分の1200リットルを仕込んでいる。完成する1カ月後まで、どのような答えが出るのか分からない」といった商品開発工程などを説明。
来場者は醸造所も見学。斎藤さんは「業務時間の6~7割は掃除に費やす。おいしいビールを造るため、タンクを洗浄することはとても大切な仕事」と、実際にタンクに入ってみせながら案内した。醸造所は客席と隣接しているため、醸造所やタンクの案内は、店が混雑していない場合は、通常営業時でも来店客のリクエストに応じられるという。
新商品は、1パイント(1,430円)、1/2パイント(715円)で提供。持ち帰り用に350ミリリットル缶(594円)も販売している。夏季限定。