横浜オンヌリキリスト教会(横浜市中区相生町3)で6月22日、「ほっこり子ども食堂」 の取り組みが始まった。
「ほっこり子ども食堂」は「みんなでワイワイ楽しくごなんを食べよう」をキャッチフレーズに、高校生までの子どもに無料で、大人には300円で食事を提供する。
同教会では、2016(平成28)年に関内地区で、いち早く子ども食堂の取り組みを開始、2017年から不老町地域ケアプラザ(中区不老町3)に拠点を移していた。
コロナ以降は、共に食べるのではなく食料を配布する「フードパントリー」の形で活動を続けてきた。配布する食堂はロータリークラブや、教会、フードバンクなどから寄付を受けてきた。
代表の島田恵美子さんは「ケアプラザでも、コロナ前までは子どもたちが多く来てくれていたが、フードパントリーにきりかえたら子どもだけではこなくなっていた」と振り返り「関内での再開初日に、子どももたくさん来てくれてよかった」と笑顔を見せる。
会場を訪れた、近隣で第3水曜に地域食堂「さくらホームレストラン」の取り組みを続ける後藤清子さんは「コミュニティが広がって、食堂が気楽に利用できるようになるといい」と話し「自身が困っていなくても食堂に寄った子どもたちから『あの子が困っているらしい』というようなほかの子どものことが見える可能性も」とも。
「ほっこり子ども食堂」の営業時間は、17時から19時。次回は7月27日、続いて8月24日に開催し、9月以降は第2水曜を予定。