JR桜木町駅と横浜市営地下鉄桜木町駅の中間に位置する歩行者専用地下道「野毛ちかみち」で7月6日、市内の障害福祉サービス事業所が出店する「のげちかマルシェ」が始まった。
横浜市や野毛地区振興事業協同組合が実施する「野毛ちかみち」活性化の取り組みとも連携して、地下道にブースを出店してパン、クッキー、弁当、アクセサリー、革製品、生活雑貨などを販売している。
主催は横浜市精神障害者地域生活支援連合会(市精連)、横浜市障害者地域作業所連絡会(市作連)で、コロナ禍で販売場所が縮小している中で、販売場所を確保し、会員事業所の自主製品を販売して通所者の工賃の向上につなげることを目指す。
市精連の大友勝代表らが、今年1月に、横浜市が民間の事業提案を募集する「共創フロント」の提案募集「障害者が障害福祉サービス事業所等で製作した自主製品の販路拡大・販売支援に関する提案」に応募。「野毛ちかみち」で、官民連携により市内の作業所でつくった製品を販売するモデル事例をつくり、さらに市内の各地で公共空間を活用した同様の取り組みを広げていきたいと提案し、横浜市や地域団体との対話を重ねて実現にこぎつけた。
大友代表は「障害を持った人たちがひとつひとつ心をこめて作り上げた品物を届けたい。今後も野毛の地域の皆さまと横浜市との連携による共生社会の推進の取り組みとして、継続的に実施していきたい。他では販売していない商品もあるのでぜひ遊びにきて」と来場を呼びかけている。
開催時間は11時~18時、8日まで。