台東区に東京支社を置く花火製造販売業の「若松屋」(本社=愛知県)が、昨年リリースしたスマートフォン向け花火情報アプリ「Hanabi-Navi」をアップデート、横浜市が対象エリアになった。
横浜で花火ができる場所がわかる花火アプリ「Hanabi-Navi」
若松屋は、1937(昭和12)年創業。SNSで「おもちゃ花火で遊ぶときに一番困ること」についてアンケートを実施した際、約半数の方が「花火をやる場所」と答えたことから、公園などで花火をしていい場所があるかを調べ始めた。
若松屋の東京支店長の竹内直紀さんは自治体に質問したりして花火が可能な公園などを調べ、現地に足を運んで撮影もし、アプリで写真を表示できるようにした。横浜市内の調査は地元の煙火店「横浜山田の花火」(横浜市南区)が協力。
若松さんは「調べてみると、手持ちのおもちゃ花火ができる場所は多数ある事が分かった。大きな音の花火禁止、打上げ花火禁止、期間によっては禁止等の看板を見つけたため、花火で遊べる場所の情報とともに、花火マナーに関してもアプリ内で伝わるようにした」と話し、「花火禁止の看板が設置された理由としては、花火のゴミを片付けない、夜遅くまで騒いでいるなどのため。花火スクールなどのイベントを通して、安全で安心して楽しく花火が遊べる環境作りも進めてたい」とも。
アプリ「Hanabi-Navi」では、「花火で遊ぶ場所」の一覧が地図上に表示されるほか、手持ち花火だけでなく打ち上げ花火も可能かなど、場所ごとの情報も表示。あわせて、「花火で遊べるキャンプ場」や花火販売店の場所、花火大会の情報も提供する。
アプリの対応OSはiOS 12.4以上/ Android 6.0 以上。横浜市内のほかは、東京都(23区)・大阪市・福岡市が対象エリア。