看護師を辞め、芸人になった「コムコム」さんが、7月20日、横浜から「日本一周ウインナーのモノマネ路上ライブ」を始めた。
コムコムさんは福岡出身。高校生の頃の夢は「芸人か、看護師」。教師の勧めもあり、人体の仕組みの不思議にも惹かれていたため、大学は看護科へ進学。
卒業後、看護師として約3年勤務。仕事をする中て、人の命が尽きる日が来ることを実感し、「死ぬまでに一番やりたいこと」を考え、退職し、芸の道に進むことを決意した。
「人生かけて俺はウインナーになりたい」「ウインナーといえば赤色だ!」と上下赤の服装で路上に立つ。
「10秒だけ、ウィンナーのモノマネ見ていってください」と道ゆく人に声をかけ、見てくれた人に「よかったら一緒にウィンナーになりませんか?」と同じポーズをしようと誘う。
「僕の芸は『どういうこと?』ってなる人がでる。『なんで?』って思わせる領域は、大衆に向けたお笑いでは、一般にしてはいけないといわれる。でも自分が『面白い』と心から思っている時が一番伝わる」という。
今後は21日=山梨県、22日=長野県、23日=静岡県、24日=愛知県と南下し、47都道府県を巡る。地元福岡には友人の誕生日の8月13日、最終日は9月10日に東京の予定。
コムコムさんは「先日手術をしたという人から『手術の前にコムコムさんの動画見て、手術頑張れました』とメールをもらった。看護師は目の前に人のケアはできる。芸人は動画を出会ってない人も元気になってくれる。すごいな、やり続けたいなと思った」と話し「5年後にウィンナーのモノマネを、5万人でやりたい」と笑う。
コムコムさんとともにウィンナーのモノマネをしたのは22時までに15人。15人目の2人連れは「すごく楽しかった!がんばってね」と声を掛けていた。