横浜市と横浜港メガターミナルは5日、横浜港の中核的なコンテナターミナルとして整備を進めてきた「本牧ふ頭BCコンテナターミナル」の全面供用を開始した。同施設は、岸壁総延長1,390メートル、ターミナル面積約50ヘクタールで、国内最大の規模のターミナル。日本のコンテナ港湾の国際競争力を高める目的で国が進めるスーパー中枢港湾プロジェクトの次世代高規格コンテナターミナルとして、初めての本格稼働となる。コンテナ22,500個を収容できるほか、24時間対応の全天候対応型貨物検査場やインターネットによるコンテナ搬出入受付のシステムなどを導入。主な利用航路は、北米西岸、南米西岸、中国(香港、上海、厦門など)、豪州・ニュージーランド、台湾、韓国、東南アジア方面等の約20航路。本牧ふ頭は、昭和38年に埋立が開始されたふ頭で、A・B・C・Dの4つの突堤で構成されている。大型化するコンテナ船に対応するため、平成5年にB・C突堤間の埋立工事に着手、平成8年に第1期供用を開始していた。
横浜市港湾局