鉄道・運輸機構(JRTT)は、7月22日、14時から、神奈川東部方面線(相鉄・東急直通線)の、レール締結式を、新横浜の新駅予定地のホームで行った。
締結式は羽沢横浜国大駅と日吉駅間の全線のレール敷設工事が完了し、相鉄本線西谷駅から東急東横線・目黒線日吉駅間のレールが1本につながることをうけたもの。
式典は、JRTT東京支社の板倉利太総務課長が開式の辞、蓼沼(たでぬま)慶正東京支社長が神奈川東部方面線の工事施工報告に続き、斎藤鉄夫国土交通大臣、菅義偉衆議院議員代理の新田章文さん、黒岩祐治神奈川県知事、山中竹春横浜市長の4人が来賓として登壇。
黒岩知事は「7つの事業体、14路線全部がつながった画期的なこと」、山中市長は「工事の開始から10年、いよいよ神奈川東部方面線が1本のレールで繋がる」と祝辞を述べた。
レール締結は来賓が、斎藤さんら18人と、山中さんら19人で2グループに分かれて実施。軌道上でパンパーラーを手前に引き、最後のレール締結を行い、東急と相鉄のレールがつながった。
レール締結部の点検確認、日本酒を用いた安全祈願の清めの儀、テープカット、くす玉割りと続き、結びに、軌道モーターカーが、羽沢方面から日吉方面に向けて、ゆっくりと発車、連結されたレールの上を自走した。
新駅の最大深さは地表から33メートル。JRTTは、神奈川東部方面線、相鉄・東急直通線建設工事の2023年3月の完成・開業に向けて工事を進めている。開業予定は3月中で日付は未定。