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三溪園完成100周年 ハスの観賞と懐石料理付き「蓮尽くし」ツアーも

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で、7時から開園し、早朝の蓮(ハス)の開花を楽しむことができる「観蓮会」が開催されている。

ハスの葉シャワー

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 生糸貿易により財を成した実業家で、同園の創設者の原三溪さんは、盛夏に咲く蓮の花をとりわけ愛好したといわれる。原さんは自らが構想した茶室を「蓮華院」と名づけ、蓮を題材にした絵も数多く残している。

 例年は開花時期土日祝のみ開催していたが、三溪園完成100周年を迎えた今年は、より多くの人に観賞していただけるよう金曜も開催。蓮の花は、外苑の蓮池周辺で、明け方からゆっくりと開き始め、9時頃から再び閉じ始め、昼ごろには完全に閉じる。

 三溪園完成100周年特別企画の第1弾として、8月6日・7日は、「朝の三溪園で愉しむ『蓮尽くし』~特別懐石を味わい数寄屋建築をめぐる~」を開催。蓮の花を鑑賞した後、通常内部非公開の蓮ゆかりの建物・蓮華院と白雲邸の特別見学し、壮大な規模を誇る原さんの旧宅・鶴翔閣でミシュラン2つ星の横浜の懐石料理店「真砂茶寮」による蓮尽くしの懐石料理を味わうプレミアムツアー。予約制で定員は各日10人、参加費は38,500円。

 あわせて、8月14日までの金土日祝には、大人から子どもまで蓮の生態を学ぶことができる体験型イベント「はすあそび」や、蓮の葉を自由に貼って色付けを楽しむアートワークショップ「蓮の葉を使った竹の団扇づくり」も開催する。蓮の葉を使ったアート展示と小物の販売も行う。

 「はすあそび」は「葉っぱのお面づくり」「タネの発芽処理体験」「蓮茎の糸とり体験」をし、参加費800円、事前予約制。開始時間は7時5分・7時30分・7時55分・8時20分・8時45分で各回20分で定員は3人。

 「蓮の葉を使った竹の団扇づくり」は、参加費4000円、事前申し込み優先。開催時間は9時~15時で、定員は午前午後各40人、所要時間は30分。

 蓮市は、旧燈明時本堂で、蓮の葉を使ったボタニーペインティングのパネル作品や蓮の葉のカゴなど1点ものの作品の数々を展示販売する。開催時間は9時~15時。

 三溪園は1906年(明治39)5月1日に開園。1922(大正11)年に内苑奥の遊歩道が、重要文化財の聴秋閣の移築と同時に造成され、同園の完成となった。

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