シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若松町3)で、8月19日から、2005年(平成17)制作の映画「世界最速のインディアン」が、35ミリフィルムでリバイバル上映される。
「世界最速のインディアン」は、愛車「インディアン・スカウト」を40年以上かけて改良を続け、63歳で世界最速記録を打ち立てた伝説のライダー、バート・マンローさんの実話を元にした伝記映画。
ニュージーランドから地上最速を競うモータースポーツの開催地でライダーの聖地とされる、アメリカ合衆国ユタ州のボンネビルへ向かうバートさんが、レースへの道のりで出合った人々との触れ合いなどを描く。
主演は「日の名残り」「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスさん。監督は「13デイズ」「リクルート」のロジャー・ドナルドソンさん。
8月19日は、1989(平成元)年に政府が定めた「バイクの日」で、18時30分からプレミアム上映を開催。上映後にトークショーと「インディアン・スカウト2022モデル特別展示撮影会」を実施する。トークショーには、同映画の制作に携わっていた岡本秀夫さんと、映画の舞台となった地「ボンネビル」の写真集を出版したカメラマンの増井貴光さん、映画「ヨコハマメリー」の監督の中村高寛さんが登壇する。
フィルムでの上映を企画した関係者は「フィルムで撮影された作品をフィルムで楽しむ独特の質感や雰囲気は『映画』らしさを感じられる贅沢な楽しみ方」とコメント。劇場支配人の梶原俊幸さんは「15年前くらいの作品はデジタルリマスター版で上映されることが多いが、今回は公開当時のフィルムでリバイバル上映するという点は珍しく、貴重」と話す。
プレミアム上映はインディアンスペシャルグッズ付き2500円。8月6日から劇場窓口で前売り券を販売する。
20・21日の13時からもフィルムで上映、チケットは一般1,800円、大学・専門学校生1,500円、シニア1200円、高校以下・障がい者1,000円。
あわせて15日~21日に、増井さんの写真作品をロビーで展示し、写真集を販売する。