横浜駅直通の複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」(横浜市西区高島2)で8月6日、テーマパーク「てきと~な鉄道展」が始まった。
「てきと~な駅員さん」から「てきと~鉄道」の「てきと~な切符」を
コンセプトは「てきと~でもいいんだ」。鉄道本来の持つ魅力とともに、日常の規則や制約から少しでも開放される「てきと~」を感じながら、大人も子どもも楽しむことができる場所を目指した。企画考案は「うんこミュージアム」や「バンクシー展 天才か反逆者か」などの展示イベントを企画制作・プロデュースしてきたメンバーが集結し、2022年1月に設立した会社「たのしいミュージアム」(東京都渋谷区)。
「てきと~な駅員さん」から「てきと~鉄道」の「てきと~な切符」を受け取り、改札を通り、約1000平方メートルの会場に入場する。全長42.5メートルの「てきと~線」を走る、クネクネとカーブしている3つの車両で、「てきと~中央駅」「エキベン・タウン駅」「メチャコミ・スクエア駅」「てつど~ぶつパーク駅」「ゲーム・ステーション駅」という5つのを下車しながら、さまざまな「てきと~体験」を楽しむことができる。
改札を抜けた先の「てきと~中央駅」エリアでは、自分の描いた電車のイラストが、高さ2.7メートル、幅約9メートルのプロジェクションマッピングに投影され、本物の駅に入ってくるような「てきと~お絵かき電車」を楽しむことができる。
「てつど~ぶつパーク駅」では、メインキャラクターのてつどう目うさぎ科てきと~属の「てつどううさぎ」や、てつどう目ウルウル科ちえん属「ちえん(遅延)」などカワイイ生き物「てつど~ぶつ」たちが出没する。
製作委員会実行委員長の佐藤永武(えいぶ)さんは「『てきと~』になることは、頑張りすぎるのではなく、諦めることでもない。展示会を通して、『いいかげんでもいい』と、てきと~な精神性をもってもらいたいと思い企画した。真面目なイメージがある鉄道を題材にした『てきと~』なオリジナル企画展示を通して、来場者にとっての『適当なてきと~』を探しにきてもらえたら」と話す。
広報担当の宇野美優さんは「たぶん日本初の『てきと~』なテーマパーク。会場は横浜駅直通で屋内施設なので涼しく遊んでもらえる。『てきと~』という言葉と改めて向き合ってみる体験を通して、幅広い年代で楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。
会場は「アソビル」2階の「YOKOHAMA COAST」。開館時間は10時~19時(入館は18時まで)。入場料は、一般=1,700円、小学生~中学生=1,200円、未就学児無料。11月27日まで。