2027年国際園芸博覧会協会(横浜市中区本町4)は、瀬谷・旭区の米軍上瀬谷通信施設跡地で開催予定の「2027年国際園芸博覧会」の基本計画案を公表し、博覧会の成功に向けたアイデア・意見募集を行っている。
意見募集は同協会のWEBサイトで実施。締切は8月24日。その後、有識者らの意見も踏まえて12月ごろに、園芸博覧会の概要や開催に必要な事業、その方針を示す基本計画を策定する予定。
博覧会のテーマは「幸せを創る明日の風景」で、「国際的な花き園芸文化の普及」「花と緑があふれ農が身近にある豊かな暮らしの実現」「多様な主体の参画」などにより幸福感が深まる社会を創造することを目的とし、未来志向の国際園芸博覧会を目指して準備が進んでいる。
同協会広報課長の西原元さんは「博覧会で主役となるのは市民、国民、企業・団体の皆さん。いい博覧会になるように建設的な意見を寄せて欲しい」と話している。
協会のアイデア募集に合わせ、まちづくりプラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を運営するNPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)は、8月22日19時から協会の担当者を招き、アイデア出しワークショップを開催する。会場は関内のシェアカフェ・シェアキッチン「泰生ポーチフロント」(中区相生町2)。ZOOMにより在宅でも参加できる。参加費無料。
園芸博覧会の会期は2027年3月19日~9月26日。会場は米軍から2015年に返還された土地のうち約100ヘクタールを活用して開催する。参加者数はICT活用や地域連携などの多様な参加形態を含んで1500万人を見込んでいる。