六角橋商店街(横浜市神奈川区六角橋1)で9月17日、「ドッキリヤミ市場」が開催され、大道芸人のギリヤーク尼ヶ崎さんや、シンガーソングライターのあがた森魚さんらが出演する。
「ドッキリヤミ市場」は、1997年から継続開催している六角橋商店街のシンボルイベント。毎年4月から10月(8月休み)の第3土曜の夜、ライブパフォーマンスや大道芸、飲食販売などを行ってきた。
ギリヤーク尼ヶ崎さんは、現在92歳で現役の大道芸人。幼いころに見た芸人の、芸を通じた見物人との人間的なふれあいに惹かれて、1968(昭和43)年10月に大道芸人としてデビュー。石畳の上で踊りひざの半月板を損傷したり、心臓ペースメーカーが埋め込まれたりと満身創痍。近年はパーキンソン病と脊柱管狭窄症との闘病も続く。
コロナ禍で大道芸が出来ない中で迎えた90歳を機に製作した映画「魂の踊り」でエンディングソングを歌ったあがた森魚さんも、ギリヤークさんの公演の前に演奏を予定する。あがたさんは、函館の高校を卒業後、橫浜で大学生時代を過ごした。1972(昭和47)年にシングル「赤色エレジー」が50万部を越えるヒットをし、今年はデビュー50周年。
ギリヤークさんは体調の良くない日は「もう踊れないかもしれない」と口にすることもあるが、橫浜公演を前にして「踊るしかない」と、自らを奮い立たせている。六角橋商店街連合会会長の石原孝一さんはギリヤークさんとあがたさんとの出演に「神回確定、どうなっちゃうんだろう?」とSNSに書き込んでいる。
ドッキリヤミ市場のイベントは18時45分から。公演は、あがたさんは19時30分から、ギリヤークさんは20時から出演予定。場所は六角橋商店街事務所の先の食品館あおば六角橋店裏駐車場。入場無料。