産業貿易センタービル（横浜市中区山下町）で9月13日、「ウェルネスツーリズムの可能性について」をテーマにセミナーが開催される。講師は琉球大学観光科学研究科の荒川雅志教授で、ウェルネスツーリズムを推進する「well f.m.（ウェルエフエム）」（相生町3）と「横浜コミュニティデザイン・ラボ」（同）が共催する。

　ウェルネスツーリズムはウェルネスを目的とした旅。荒川教授は「旅先でのスパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食、レクリエーション、交流などを通して、心と体の健康に気づく旅、地域の資源に触れ、新しい発見と自己開発ができる旅、原点回帰し、リフレッシュし、明日への活力を得る旅」と定義している。

　セミナーは、横浜観光コンベンション・ビューロー専務理事の小池恭一さんのあいさつに続き、荒川教授の講演、「well f.m.」の善井靖さんと荒川教授の対談という構成。国内外の「ウェルネスツーリズム」の最新情報や、都市・横浜が目指すべき「アーバンウェルネスツーリズム」のあり方などについて話す。

　荒川教授は「自然豊かな地域を中心に展開しているウェルネスツーリズムではあるが、都市の中にも次世代ライフスタイルを手に入れるためのウェルネス資源があふれている。横浜ならではのウェルスツーリズムの今後に期待している」とコメントしている。

　会場は3階会議室。開催時間は14時30分～16時。参加無料（要予約）。