新山下商栄会(横浜市中区新山下)は9月7日、ウクライナから横浜市中区に避難している人たちとの懇親会を開催した。
横浜市は、避難民の受入れにあたって3月10日に「横浜市ウクライナ避難民支援相談窓口」を開設、3月25日には国際戦略推進本部に「横浜市ウクライナ避難民等支援対策チーム」を設置、4月から独自の支援パッケージを開始した。
現在も、市民・企業・民間団体と協力し支援を継続、スマホ貸し出しや在留資格変更手続きのサポートなど、支援内容の紹介なども実施。滞在が長期化する中で、就労支援や語学の支援など必要に応じた支援メニューを提供している。
新山下商栄会の小林会長は、区内に避難しているウクライナの人が複数いることを知り、地域での暮らしを少しでも楽しんでもらえるようにと、交流の場を企画。
当日は6人のウクライナからの避難者と8人の地域住民らが参加。商店街の店舗が持ち寄ったフードを囲んだり、ベイサイド新山下自治会の協力で、ゆかたの着付け体験を行ったりした。ひらがなの読み書きや簡単な日本語を覚えている人もいて、日本語と英語などで会話を弾ませた。
懇親会の参加者は「伝統的な風景もあり、よい場所で興味深い」「浴衣の体験はおもしろかった」と笑顔を見せながらも「ウクライナにいつ帰れるのかは、わからない。ホームシックはある」とも話す。
9月2日時点で橫浜市内のウクライナ避難民は61組97人。