野毛山動物園は、チンパンジーのメスの赤ちゃんの愛称投票で、愛称が「コハル(小春)」に決定したと2月4日に発表した。
チンパンジーの赤ちゃんは野毛山動物園で、2022年11月25日に誕生。愛称は「コハル(小春)」、「ミーコ」、「サチ(幸)」の3つの候補からネットとSNSで1月17日から29日まで投票を実施し、1197票の投票から582票を集めた「コハル」に決まった。
コハルは、父の「コブヘイ」、母「ミラクル」から1文字づつもらい、「将来、小春日和のような暖かさをまわりに与えてくれるチンパンジーに成長しますように」という願いが込められている。
チンパンジーは、アフリカ中西部の樹林帯などに分布。森や川辺の林に数10頭の群れで暮らす。バリエーション豊かな音声や顔の表情、しぐさで仲間とコミュニケーションをとり、道具を利用することもある。深刻な危機にあり、野生で極度に高い絶滅のリスクに直面している種として国際自然保護連合がレッドリストに指定している。
野毛山動物園の開園時間は9時30分~16時30分。休園日は毎週月曜日(祝・休日の場合は翌日)。入園料無料。