国土交通省はみなとみらい21中央地区62街区「ハーバーエッジプロジェクト」を優良な民間都市再生事業計画として認定した。
中央地区62街区は、みなとみらい地区と横浜市中央卸売市場本場を結ぶ「みなとみらい大橋」付近の海に面したエリア。「ハーバーエッジプロジェクト」では、ウォーターフロントの立地を生かし、グローバルラグジュアリーホテル&ホテルコンドミニアムを中核として、水族館、商業施設などを併設する複合施設を計画している。
2019年10月から横浜市が行った開発事業者の公募で、マレーシアのベルジャヤ・コーポレーションを代表企業とし、丸紅と大和ハウス工業で構成される企業グループ「BMD62」が開発予定事業者に決まった。今回の認定により、申請事業者の「ベルジャヤ横浜ホスピタリティアセット」特定目的会社は、金融支援や税制上の特例措置の支援を受けられる。
施設は、ホテルを核に、ホテルレジデンスや水族館、商業施設を含む複合施設を整備し、国内外から旅行者を呼び込むにぎわい拠点を形成する。
建物は、地上14階、地下1階、塔屋1階。敷地面積約2万2,188平方メートル、延床面積約9万1,788平方メートル。工事は2023年7月31日に着工し、2026年9月30日に完成する予定。
1~3階は最新のデジタル技術と本物の海洋生物が融合する水族館となる。4階より上がフォーシーズンズホテルアンドリゾートをホテルオペレーターとするホテルとコンドミニアムとなる。プール付フィットネス施設、レストラン、スパ、ウエディング施設も併設する。
隣接する60・61街区には2019年7月に横浜アンパンマンこどもミュージアムが移転オープンした。2023年10月には世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」とヒルトンホテル初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」が誕生。62街区との間には回遊性を高めるデッキも整備される予定。