大規模改修工事のために今年5月から休館中の横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)が12月上旬、リニューアルオープンする。
リニューアルのコンセプトは「BRAND NEW 『GATE』」。同施設を「横浜と世界、日常と非日常、過去と未来をつなぐ新しい扉(ゲート)と位置付ける」という。リニューアル後にオープンする約60店舗のうち18店舗が新規出店となる。
カフェ&ギフトショップ「Disney HARVEST MARKET(ディズニー・ハーベスト・マーケット) By CAFE COMPANY」は神奈川県内初出店。使う素材や栄養バランスなど、「ディズニーが提案するヘルシーなライフスタイルのためのガイドラインを満たした」メニューを用意するほか、グッズの販売も行う。
横浜を拠点に、それぞれ異なるコンセプトでカフェを展開している「UNI COFFEE ROASTERY」は横浜赤レンガ倉庫らしさを生かしたブルックリンスタイルの店舗で、コーヒーのほか限定メニューを提供する。
「『+S』 Spiral Market」は、東京・青山の複合文化施設「スパイラル」が運営するライフスタイルショップ。国内外からセレクトしたテーブルウエアやインテリア雑貨、ジュエリー、革小物、バスグッズなどを取り扱うほか、作家やブランドの限定イベントも行う。
2号館1階では初の商業施設常設店が営業を始める。「フフナーゲル」は、洋菓子店「かをり」(中区山下町)から昨年春に誕生した新ブランド。オーツクッキーを採用したバターサンドは、「オリジナル」「あんバター」「ほうじ茶」など10種類をそろえる。「Kardia(カルディア)」は天然石を使ったオリエンタルジュエリーショップで、moroさんとkaoruさんの2人が、ジュエリーのデザインから制作までの全てを手がける。
1号館1階には、横浜赤レンガ倉庫の歴史を振り返る展示スペースを新設。1911(明治44)年に2号館が、その2年後に1号館が竣工し、倉庫として使われた時代から文化・商業施設になった現在までを、デジタルサイネージのスライドショーやマップで展示する。
営業時間などは未発表。