ニュースパーク(日本新聞博物館=横浜市中区日本大通)は10月29日、南極地域観測隊に3回同行取材した朝日新聞東京本社の記者、中山由美さんをゲストに招き、「南極から地球を考える~南極を取材した記者にインタビュー! なりきり新聞記者体験」を開く。現在、小学生以上の親子の参加を呼びかけている。
ニュースパークで企画展「海からのメッセージ──海洋環境と報道」
中山さんは、朝日新聞の南極・北極専門記者。南極観測隊の同行取材では、氷床掘削や隕石探査を取材している。北極は、グリーンランドなど7回訪れている。地球環境問題も担当し、パタゴニアやヒマラヤの氷河も取材。新聞記事のほか、「北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと」(学研)、「こちら南極 ただいまマイナス60度」(草思社)などの著書もある。
当日、参加者は取材方法などの説明を聞いた後、中山さんが「記者会見」。参加者が思い思いに質問も行う。新聞がどうやって作られるかを学んだ後、記者会見で分かったことや驚いたことなどを盛り込んで、自分だけの新聞を完成させる。
同館の平形さゆみさんは「南極を取材した記者と話せる貴重な機会。南極、そこで暮らす生き物、南極観測隊、SDGsなど、いろいろなことに興味のある方の参加をお待ちしている。新聞制作もスタッフがフォローするので心配なく」と話す。
開催時間は10時30分~12時40分。開催中の企画展「海からのメッセージ-海洋環境と報道」の関連イベントとして行う。希望者は終了後、ギャラリートーク(約30分)に参加できる。参加は無料だが、入館料(大人400円、中学生以下無料ほか)が必要。開館時間は10時~16時30分(入館は16時まで)。月曜休館。