「横浜マラソン2022」が10月30日、3年ぶりに開催され、2万1839人のランナーが横浜市内を駆け抜けた。
「スタートセレモニー」では山中竹春横浜市長が先頭ランナーをスタート地点まで誘導、続く開会セレモニーで「さわやかな秋の街並みを感じてもらえるコース。横浜の街全体でランナーの皆さんを応援している。気持ちよく走り抜けて」とあいさつしてランナーを激励した。
黒岩祐治神奈川県知事は、自らもフルマラソンに挑戦。「ボランティア5000人の応援。沿道の方々のすばらしい声援。横浜の景色も最高。私も68歳になりましたが今年も挑戦」と呼びかけた。開会宣言は、横浜出身の俳優・谷原章介さんが務めた。
スターターは「フルマラソン」「みなとみらい7kmラン」を山中市長、「車いすチャレンジ」を大久保智子副市長・小板橋聡士神奈川県副知事・栗田るみ横浜市スポーツ協会副会長が担当。表彰式プレゼンターは元体操選手・オリンピアンの田中理恵さんが行い、スペシャルゲストとして男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾さんと東京2020大会女子マラソン8位入賞の一山麻緒さんも登壇した。
ゲストランナーは「みなとみらい7kmラン」に谷原章介さんとシドニー五輪元女子マラソン日本代表の市橋有里さんとタレントの中村優さん、「フルマラソン」にタレントの福島和可菜さんが出走した。
レース後、市橋さんは「横浜の魅力をコンパクトにまとめたコース。とても楽しかった」と話し、中村さんは「横浜は第二のふるさと。走る喜びを感じた。走れば最高のゴールが待っている」と笑顔で振り返った。
谷原さんは「海に近いコースで、最後の赤レンガのところでは、海風がすごく気持ちよかった」と話す。
毎日10キロを走り続けているという福島和可菜さんは「とても楽しかった。FMヨコハマの仕事をしながらゆっくり走ったので、同じコースを今からもう一回でも走れる」と完走後も余裕を見せ「マラソンで人生がハッピーになった」とも。
厳しい表情でゴールを目指すランナーが多かったが、ゴールすると笑顔に変わり、コースに向かって感謝の気持ちを表すランナーが数多く見られた。
横浜マラソン組織委員会は次回「横浜マラソン2023」の開催日について「2023年10月29日を予定」と公式サイトで発表している。