コミュ二ケーションの場としての広場について対話する「第9回全国まちなか広場研究会 in 横浜」が11月25日・26日の2日間、象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)ほかで開催される。
同イベントは、全国の広場や交通施策などに関わる人たちが交流し、見聞を広め、自己研さんすることを目的に、毎年1回、各都市の持ち回りで開いている。昨年は熊本市、今年は横浜市が選ばれた。
今年のテーマは「横浜の広場たち。その生まれ方から使いこなしまで」。横浜には規模や成り立ちが異なるさまざま広場があり、各分野で広場と関わる人たちを交えて議論することで、「横浜のような大都市、またはその周縁における『まちなか』広場のあり方や生まれ方と、その役割を言語化し、共有していく」という。
初日は、13時から象の鼻テラスでシンポジウムを開催。神奈川大学建築学部建築学科まち再生コースの上野正也准教授による「広場からみた横浜 -ハードとソフトが重なる空間づくり-」がテーマの基調講演の後、3つのセッションに分かれ、横浜の広場を育む12人の「ヒロバニスト」がプレゼンテーションや対話を行う。オンラインでも配信する。
2日目は「横浜みなとみらい21都市軸&横浜市役所広場ツアー」のほか、横浜の広場の歴史や現在を見ることができる事例を、その設計に携わった専門家の案内で巡る3つの現地ツアーを10時から開催。
JR関内駅前から海岸通りまでの関内さくら通りでは12時から16時に、泰生ビル(中区相生町3)前の道路を通行止めにして、ストリートファニチャーなどを配置して、ストリートパーティーを行う。
事務局担当者は「『まちなか広場』を考えるために全国各地からその道のプロや学生が横浜に集まり、学び合う。楽しみながら学ぶ本会に、是非ご来場を」と参加を呼びかけている。
参加費は25日が一般=3000円、学生=1000円。26日はみなとみらいと関内のツアー=1000円、郊外ツアー=3000円(食事付き)。関内桜通りのストリートパーティーは予約不要、参加無料。