市民による光のアートイベント「光のぷろむなぁど2022 アート&防災カフェ」が12月10日、11日に蒔田公園(横浜市南区宿町1)で行われる。
「光のぷろむなぁど」は、大岡川周辺の地域住民とアーティストらが、まちの新たな魅力の創造を目指して企画制作するアートイベント。蒔田公園に光のアートを展開し、人々の交わりの場を創出している。2008年に始まり今年で15回目。地域をアートで元気にする横浜市芸術文化振興財団の事業「ヨコハマアートサイト2022」の採択事業の一つとして開催される。
10日の「前夜祭」では廃油を使ったキャンドル作りをメインにするアーティスト「ABURABITO」による「光と影」をテーマにした作品や色とりどりのLED電球が入った手作りペットボトルホルダーが並ぶ。
11日は14時から防災ワークショップがあり、水消火器やAEDの体験ができる。メインのキャンドルナイトは16時から。前日の展示に加え、大岡小学校、蒔田中学校などの児童・生徒による作品も飾られる。
公園の親水広場では共進中学校、蒔田中学校の吹奏楽部などの演奏が楽しめる。
広場付近では屋台「ホッとHOTカフェ」と5台のキッチンカーが出店し、温かいフードやドリンクを提供する。ほかにも、ヨガ講師の吉村郁子さんが指導するヨガもあり、キャンドル中で幻想的な雰囲気を創り出す。
大岡川アートプロジェクト実行委員会の門馬康二実行委員長は「私たちはイベントを通して顔が見える関係を作ろうとしてきました。災害時こそ、その関係が大事になるので、防災の企画を取り入れました。また、コロナ禍以降、発表の場が少なくなった子どもたちに少しでも場を提供できればと思います」と話している。
参加費は無料。開催は両日とも19時まで。