25歳以下の若者を対象としたSDGsに関する作文・小論文コンテストを、横浜の任意団体「野毛坂グローカル」(横浜市西区西戸部町1)が実施している。
「誰ひとり取り残さない」小論文コンテスト クラウドファンディングも
「SDGsに関わる活動は数多くあるが、原点の『誰一人取り残さない』視点についてあまり重要視されていないのでは」との問題意識を元に、「取り残されたり取り残されそうになったりした経験」などを問うのがコンテストの趣旨。
コンテストは2020年が初回で、今回が3回目。実行委員には、大学生や高校生を中心に小学生も名を連ねる。前回の応募者から実行委員会メンバーを募り、約50人が参加している。
共同実行委員長で、横浜在住、東京工業大学2年の鈴木大河さんは「若者の身近な体験に世の中を変えるヒントがある」と話す。共に共同実行委員長を務める東京大学1年の金澤伶さんは「日常におけるモヤモヤを抱えながら生きている若者の声を世の中に届けたい」と意気込む。
同法人理事の鈴木ゆりりさんは「このコンテストは文章力よりも、視点やアイデアを問うもの。文章の苦手な人も気軽に応募してほしい」と呼びかける。
論文は上限2000文字。応募締め切りは12月31日。副賞は、大賞=3万円(3人)、特別賞=2万円(7人)、入賞15人を予定。12月27日まで、賞金の原資とするためのクラウドファンディングを行い、協力を呼びかけている。