ブリティッシュパブ「フルモンティ」(横浜市中区福富町西通)を間借りして営業する飲食店「wisteria(ウィステリア)」が12月4日、オープンした。
同じ大学を卒業した女性3人が、旬の食材を生かした料理、パンとスイーツ、クラフトビールという、それぞれの得意分野を持ち寄り、週1回程度、不定期に営業。料理担当の伊藤茉利奈さんが店主となり、2人の協力で店を始め、メニューには3人の似顔絵を載せる。
店名の「ウィステリア」は「藤」の表す英語。3人とも名前に「藤」が付くことと、藤の花言葉に「優しさ」と「歓迎」があったことから「店名にしたい」と感じたという。
「ジャンルにこだわらず、おいしい食材をおいしい時期に楽しんでほしい」とカレーやスペアリブ、ラザニア、マリネなどの旬の食材を用いた日替わり料理とともに、アップルカルバドスチーズケーキなどのスイーツも用意。食材は市場などで仕入れ、ドリンクは横浜のクラフトビールなどで季節限定のビールもする。
伊藤さんは「私たちのコンセプトは『おもてなし』。友達の家に招かれて美味しいごはんを食べてお酒を飲んで、知らない人同士でもいつのまにか仲良くなって、ああ素敵な1日だったなと帰り道ににこにこしてしまうような、そんなあたたかい空間にしたい」と話しており「自身の大切な店舗を貸すと決めてくださったオーナーには感謝でいっぱい。私が『この人に出会えて本当によかった』と思う人たちに、いつか同じように思ってもらえるように成長したい」とも。
「フルモンティ」での開店にあたっては、営業していない時間帯や空きスペースを有効活用したい飲食店オーナーと、既存店を間借りして開業したい料理人をつなぐサイト「シェアレストラン」を利用した。今後は「フルモンティ」での営業とあわせ、市内のバーなど、他の店舗での短日イベント営業も予定しているという。
次回営業は12月26日、17時~23時、予約可。