JR横浜駅に現在、「伝言板」を模した駅貼りポスター「たったひとりの、あなたに届け。」が掲出されている。
伝言板は、駅の改札口や出口付近に設置され、黒板とチョークで待ち合わせ場所や時間変更などを伝える連絡手段として、使用されていた。明治時代に誕生し、大正から昭和にかけて全国に広まったとされる。
伝言板ポスターの制作にあたっては、年末年始に帰省する家族や友人に伝言を届けたい人からのメッセージを募った。応募は11月に受け付け、全国から198件の手書きのメッセージが届いた。
横浜駅では1月2日まで「神奈川に帰省したあなた」宛の伝言板ポスターが貼られ、2日からは「神奈川を発つあなた」宛の伝言に変わる。
47都道府県51カ所の駅で展開し、県内では横浜駅のほか、JRの取手駅(茨城県)、宇都宮駅(栃木県)、高崎駅(群馬県)、大宮駅(埼玉県)、西船橋駅(千葉県)、八王子駅(東京都)、北千住駅(東京都)にそれぞれの地域ごとのポスターを貼る。あわせて池袋駅構内「東武 池袋ラウンドワイドボード」には3日まで記入可能な伝言板を設置する。
企画はPR TIMES(東京都港区)で、制作スタッフの石黒早恵さんは「今年の年末年始、47都道府県で待っている言葉が、大切な人、帰省する人たちの心に、あたたかく届くことを願っている」とコメントしている。
池袋駅での記入可能時間は10時から18時、横浜駅の伝言板ポスターの掲出は8日まで。