横浜みなとみらい21地区で推進する大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト」の核となる「Kアリーナ横浜」(横浜市西区みなとみらい6)が9月29日に開業することが決まった。
大規模複合開発は、街区の名称を「ミュージックテラス」とし、2万席を備える世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」と、併設するツインタワーのホテル棟「ヒルトン横浜」と、オフィス棟「Kタワー横浜」、広場などで構成。
9月から12月を「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と位置づけ、多様なジャンルのライブ・コンサートを開催するほか、ミュージックテラスの広場を活用したイベントやコンテンツの発信などを行う。
「Kアリーナ横浜」の2万席の客席は、長時間快適に過ごせるファブリックシートを導入。ライブ・コンサートで使用する電力は、実質的に再生可能エネルギーで調達することを目指す。
客席は、ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、オーディエンスに囲まれた迫力ある空間と一体感を生みだす。
施設を運営するケン・コーポレーション(東京都港区西麻布)とKアリーナマネジメント(同)は、26日に開設日を発表し、Kアリーナ横浜の公式ホームページを公開した。
ホームページでは、「すべては『音楽』を楽しむために」をキーワードに、音楽に特化したアリーナならではの特徴とこだわりポイントや、公演情報、フロアマップなどのコンテンツ発信していく。
同社は「国際都市・横浜の新たなシンボルとして、音楽に特化したアリーナだからこそ実現できる、ここでしか聴けない・観ることのできない『生涯、心に鳴り響く』ライブ・コンサート体験を提供する」としている。
「ヒルトン横浜」は9月24日に開業する。建物は、高さ約100メートルで地上26階・地下1階建て。スイートを含む全339室の客室、スペシャリティレストラン、オールデイダイニング、カフェ・バーラウンジなどの料飲施設3店舗、エグゼクティブラウンジ、フィットネスジム、宴会・会議スペースを備える