吉野町市民プラザ(横浜市南区吉野町5)は2月11日、活版印刷の体験企画を実施する。
1919年創業で活版印刷活字の鋳造販売業を営む「築地活字」(吉野町5)の代表、平工希一さんが講師を務める。
活版印刷は、14世紀にドイツで発明された活字を組み合わせた版を使う印刷方法で、凹凸がある仕上がりとなる。築地活字の鋳造技術者は卓越した技能職者として昨年「横浜マイスター」の称号を授与されている。
プログラムは「活版印刷の歴史と仕組みの話」「活版印刷工房見学」「活字を組んで名前カードの印刷体験」の3部構成。「社会科見学企画」として実施し、対象は小学5・6年生、保護者の見学も可能。
平工さんは「大人の社会や仕事に興味が出てきた年齢の児童に活版印刷を体験してもらえたら」と話し、企画担当者は「現在稼働している活版印刷工房は少なく、とても貴重な存在」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時30分から15時、参加費は800円。定員6人、事前予約制。