藝術麦酒プロジェクト実行委員会は12月16日、2005年の横浜オリジナルビールのラベルデザイン、ネーミングの公開審査会をBankART1929 Yokohama 1階1929ホールにて開催する。同プロジェクトは横浜市のアントレプレナーシップ事業「藝術麦酒製造構想事業」の検討結果を受け継ぎ、「横浜産の麦でビールを作ろう」、「都心部と郊外部を『食』で結ぼう」、「麦酒をきっかけに食文化の創造を!」とのコンセプトに賛同した横浜市内の農家、市内地ビールメーカー、BankART1929等がコラボレーションして取り組むもの。今年収穫された横浜産大麦と、横浜の水源・道志の水を使用する「横浜オリジナル」と、横浜特産の桃を使用するフルーツハニーエール「桃」の2種類のビールを新たに醸造し、そのラベルデザイン、ネーミングを公募することで、ビールをひとつの文化として位置づけていく狙い。ラベルデザイン・ネーミングの応募総数は約150点で、公開審査会により大賞(賞金200,000円+ロイヤリティ)と桃賞(賞金50,000円)を決定する。公開審査会の開催時間は20時から、審査員は進士五十八氏(前東京農大学長)、佐藤卓氏(デザイナー)、曽我部昌史氏(みかんぐみ/建築家)、川俣正氏(美術作家)、近沢弘明氏(近沢レース)、大塩芳徳氏(水道局管財部長)、本山忠範氏(環境創造局環境活動推進部農政担当部長)、川口良一氏(文化芸術都市創造事業本部長)、国吉直行氏(都市デザイン室上席調査役エグゼクティブアーバンデザイナー)、深見啓司氏(都市整備局都心対策推進担当政策専任部長)、栗田潤一氏(横浜ビール株式会社社長)、榊弘太氏(横浜ビール株式会社醸造長)。なお、横浜産麦を使う今年の「横浜オリジナル」は、ビールが伝来して間もない1870年代から90年代の20年ほどの間に横浜で製造された「クリームエール(擬似ラガー)」を再現したものとなる。
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