パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)国立大ホールのステンドグラスとロビーが3月26日、一般開放される。
同ホールは東日本唯一の国立会議場で、会議や学会、シンポジウムの他、式典やイベントにも利用される。1階~3階部分の吹き抜けロビーに設置されたステンドグラス「星座 '94横浜」は、底部幅19メートル、上部幅13メートル、高さ14メートル。同ホールがオープンした1994(平成6)年の横浜開港記念日(6月2日)の横浜上空に見えていた星空を再現しており、乙女座、てんびん座など13の星座や天の川が描かれている。
1メートル四方のガラス枠280枚から成り、内部に照明を仕込んだ内照式のステンドグラス。ドイツのアンティークグラス800色の中から選ばれたガラス約1万5000ピースを使っている。原画と監修は日本画家の故平山郁夫さん。
1階のマリンロビーは、緩やかに波打つ天井や海草をモチーフにしたじゅうたんなど、「波」をイメージした意匠を施す。2階のシーサイドロビーは船のマストのような白い柱が特徴で、窓から横浜港を眺めることができる。テレビドラマ「リバーサルオーケストラ」のロケ地としても利用された。
同ホールには通常、会議やイベントの参加者のみ入ることができる。ステンドグラスは元々定期的に一般公開していたが、コロナ禍の影響で2020年3月を最後に公開を休止していた。今回は3年ぶりの一般開放となる。
開放時間は13時30分~17時。入場無料。