横浜市交通局は廃車された横浜市営地下鉄「3000A形」車両の部品を、4月18日からオンラインで販売する。
3000A形車両は1993(平成5)年の新横浜駅~あざみ野駅間の延伸にあわせて製造。VVVF(可変電圧可変周波数)制御装置を搭載し、2000形と比較して省エネ化を図った。列車制御管理装置を搭載し、車両の電気機器の制御・管理をコンピュータで一元化。全8編成48両が製造されている。
約30年にわたり横浜市営地下鉄ブルーラインを走り続け、2022年5月から導入を開始したブルーライン4000形車両への更新に伴い、廃車となった。
主幹制御器(マスターコントローラー)、号車銘板(車内・車外)、Yマーク銘板、銘板類、などの販売を予定。主幹制御器は税込み11万円。
販売は鉄道部品株式会社のWEBサイトで行う。販売主体は横浜市交通局で、今後は、廃車が進む3000A形車両の部品を随時、追加販売する予定。
交通局技術管理部 車両課長の山畑勝さんは「昨年秋から廃車が始まった3000A形車両は30年にわたり市民に親しまれてきた。現在、4000形に順次置き換わっているところ。横浜市交通局が、車両の部品等をオンラインで販売するのは今回が初」と話している。
販売開始時刻は10時。部品は数量限定で、売り切れ次第販売終了となる。