2013(平成25)年6月21日に開業し、6月で10周年を迎える「MARK IS みなとみらい」が日本ショッピングセンター協会主催の第9回「日本SC大賞」で銅賞を受賞した。受賞は4月26日に発表、5月23日に東京都内で表彰された。
屋上果樹園・菜園「みんなの庭」、「MARK IS みなとみらい」
日本SC大賞は、同協会が創立30周年を記念し2004(平成16)年に創設。コロナ禍は中止したため、今回は4年ぶりの発表となる。未来のショッピングセンター(以下SC)のあり方を示唆し、社会的役割を果たしているSCを顕彰し、SC業界の発展に寄与することを目的にしている。
「MARK IS みなとみらい」はみなとみらい駅に直結し、施設コンセプトは「ライフエンターテインメントモール」。年間来館者数は1415万人。「なんか心地いい」をテーマに、近隣住民から観光客まで幅広い層に「心地よく過ごしてもらえる施設」を目指している。
同賞での選考理由には、子育て世代などの集客とともに、3世代が楽しめる時間消費コンテンツやエンタメ、ファッションゾーンがあること、神奈川最大級の「ユニクロ」、スーパーマーケット、家電店「ノジマ」、玩具店「トイザらス」などの大型店の集積により、生活者ニーズに対応した、エリア集客の中心的役割も果たしていることなどを挙げられた。
屋上果樹園・菜園「みんなの庭」で年100回ほど実施した子ども向け体験イベントや、女性起業家支援イベント、ポップアップショップの出店、地元ファッション専門学校と協力するファッションショー、横浜美術館との連携イベント、グランモール公園などを会場とした「GOOD DAY PARK」などの取り組みは、エリアのブランドイメージを高める価値創造にも注力していると評価された。
MARK IS みなとみらいの菊田徳昭館長は「開業10周年の節目の年に今までの取り組みが評価され、銅賞を受賞できたことは大変うれしい」と話し、関係者に謝意を述べた。「施設名の『MARK IS』は『MARK is here.』。長く深く愛され続ける街と人のランドマークでありたいとの願いを込めている。今後も愛され続ける施設を目指して取り組む」とも。
同館の現在のテナント数は約180店舗。営業時間は、物販店舗・フードコート=10時~20時(金曜・土曜・日曜・祝日は21時まで)、飲食店舗=11時~23時。