寺家ふるさと村(横浜市役所青葉区寺家町)でホタルが見頃となっている。
ふるさと村は、東京都町田市と川崎市に隣接し、雑木林の丘に挟まれた「谷戸田」と呼ばれる細長く伸びた水田が幾筋もある「昔ながらの横浜の田園風景」が色濃く残り、例年、6月にホタルを見ることができる。
関東では、ゲンジボタルやヒメボタルは5月下旬~6月、ヘイケボタルは6月~8月ごろにみられる。気温が上がると早く発生することがあるため、今年は例年より見頃が早くなるという予想もあった。
27日は家族連れが多く、水田の付近で、ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルの合唱が聞こえる中、数十匹のホタルの姿が見られた。訪れた人の所持品に止まることもあり、子どもたちが歓声をあげていた。
横浜市は、村内には、水田や畑、森だけでなく、住宅や道路、水路もあるため、「散策する際は、道から外れ、水田や畑、水路など、立入らないで」と注意喚起。駐車場には日没後、行列ができており、来場は「できるだけ公共交通機関で」と呼びかけもしている。
寺家ふるさと村は寺家ふるさと村の田園風景を未来世代につなげたい」をコンセプトに「JIKEマルシェ」を継続開催しており、次回は7月28日に開催予定。