馬車道通りの「万国橋ギャラリー」(横浜市中区北仲通4)で6月23日から、5月に引退したレストラン船「ロイヤルウイング」に関する写真とイラストの作品展「女王の追憶」が開催される。
日大芸術学部写真学科の大学院生の梅村建太郎さんと、船舶専門のイラストレーターの「PUNIP cruises」(本名=中村辰美)さんが企画。ふたりはロイヤルウイングの船上で出合い、話を交わすうちに一緒に展示をする運びになった。
会場には、ロイヤルウイングの現役時代の姿をおさめた写真19枚と、同船を描いたイラスト10枚を展示。
撮影した写真を展示する梅村さんは「かつて瀬戸内海の女王と呼ばれた客船が横浜港にやってきてレストラン船になって34年、船としては異例の長寿である63歳という生涯を閉じるという惜別の想いをこめて作品にした」と話し、PUNIP cruisesさんは「横浜港で34年間走り続け横浜市民や観光客から愛され続けてきたレストラン船ロイヤルウイングを偲んでもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。6月27日まで。