東急東横線は、8月10日から、有料座席指定サービス「Q SEAT」を平日夜に提供開始する。
同サービスは2018(平成30)年12月から大井町線で開始、中期事業戦略で掲げている「都市交通における快適性の向上と課題の解決」を目指し、着席ニーズの高い東横線でも導入を決めた。
東横線では、平日夜の最混雑時間帯を避けた19時30以降の時間帯の、渋谷発元町・中華街行き、急行列車5本で実施する。
運行している5050系(10両編成)のうち、一部列車の4・5号車の座席を、ロングシートからクロスシートに転換し運行。既存車両よりも広い座席、電源コンセントとカップホルダーを設置し、車内Wi-Fiサービスも無料で提供する。
運行区間は東横線渋谷駅~みなとみらい線元町・中華街駅で、列車指定席の必要区間は渋谷駅~横浜駅。渋谷駅初時刻は19時35分から21時35分まで30分おき、横浜駅までの所要時間は34分間。
4・5号車以外の車両は、指定料金なしで乗車可能で、同サービスを実施していない5050系の運行では、4・5号車も、指定料金なし利用できる。
座席数は4号車=クロスシート36席、ロングシート9席、5号車=クロスシート36席、ロングシート9席、計90席。指定料金=500円。