帆船日本丸記念財団が、帆船日本丸での、2023年秋期の展帆(てんぱん)ボランティアを募集している。
日本丸は1930年に神戸で建造。船員養成のための練習船として使われた。1984年9月に引退し、1985(昭和60)年4月からパーク内展示ドックで浮体展示されている。全長97メートル、総トン数2,278トンで定員138人(練習船時代は196人)。帆船日本丸は2017(平成29)年9月15日に、海上で保存されている帆船としては国内初の重要文化財としての指定を受けている。
ボランティアは例年、2月と8月に募集。帆船日本丸で行われる総帆展帆などの際に、解帆・絞帆・畳帆作業などを行う。年間12回程度で高所での作業が含まれる。
応募条件は原則18歳~60歳未満で、健康であること。医療機関が発行した健康診断書を提出し、健康状態などにより参加ができない場合がある。高校生は保護者の同意が必要。
4日間行われる全ての訓練への参加が必要で、訓練日は9月30日、10月1日、7日、8日で、予備日は14日。
応募は郵送で9月10日必着。応募者多数の場合、受付を早期に締め切ることがある。