慶應義塾高等学校(横浜市港北区日吉4)は8月23日、第105回全国高校野球選手権大会の甲子園球場での決勝で仙台育英高校(宮城県)に勝利し、優勝を遂げた。
試合は慶応が先攻、初回に丸田湊斗選手のホームランと、渡邉千之亮選手のタイムリーヒットで2点を先制。2回に丸田選手のタイムリーヒットで3点目をあげた。仙台育英は2回と3回で1点ずつ返すも、慶応が5回に5点を挙げ、試合は8対2で終了となった。
港北区役所では、大型モニターを用意し応援会を開催。約80人が集まり、優勝が決まった瞬間には立ち上がって喜び合った。
横浜市役所のアトリウムでは大型モニターに「慶應義塾高等学校優勝おめでとうございます」と表示。同校の最寄り駅の東急線日吉駅の行先表示の電光掲示板に「優勝!優勝!優勝!」や「感動をありがとう」と表示され、日吉中央通りには横断幕が掲げられるなど、横浜市内は祝勝ムードとなっている。
同校の優勝は1916(大正5)年の第2回大会以来で、107年ぶり。当時の「慶応普通部」は東京都にあったため、神奈川代表としては初優勝。仙台育英はもし連覇すれば、史上7校目だった。