「地球の歩き方 横浜市」が2024年6月発行予定される。全18区の歴史・文化・グルメからディープな体験まで網羅する「横浜の旅事典」を目指す。
「地球の歩き方」(東京都品川区)と横浜市は10月18日に市役所で会見し、市との連携協定の締結を発表した。同社が自治体と連携を協定するのは初となり、市は全面的にサポートをする。
「地球の歩き方」国内シリーズは累計発行55万部を超える旅のガイドブックで、編集長の宮田崇さんは、横浜で生まれ育ったハマっ子。編集部にはほかにも横浜市出身者や在住者が多く在籍し、「『横浜市』の制作を検討している」と横浜市役所の共創フロントを通じて相談したところ意気投合したという。
「地球の歩き方 横浜市」は独自企画として、市民参加型企画(アンケート)の実施、限定カバー、市内民間企業とのコラボなどを実施する。紙面に「横浜ファン」からの情報を反映させるために行うアンケートで、表紙イラストの投票、横浜の自慢、読者に教えたいこと、「横浜あるある」など横浜市民だからこそ知っている情報を集め、より深く横浜の魅力を発信することを目指す。
山中竹春横浜市長は「情報量が豊富なガイドブックからお声替けいただき、とてもありがたい。市民と市と地球の歩き方の三者で横浜のブランド力を高めていきたい。市民の声をお待ちしている」と話した。
発売開始は、2024年6月の横浜開港記念日を目指す。発行部数=4万部、定価=本体2,000円、A5変形、オールカラー、約500ページ。
アンケートは10月18日から11月15日まで実施している。