神奈川台場地域活性化推進協会（横浜市中区相生町5）は横浜市立青木小学校（神奈川区桐畑1）に、11月1日、「神奈川台場物語」1000冊を寄贈した。「神奈川台場物語」は神奈川台場や地域の歴史を子どもとともに楽しむことができるようにフリガナ付きで編集された32ページの冊子。

神奈川台場物語 横浜開港資料館で販売

　同小学校は1873年（明治6）年7月に「第1大学区第7中学区第75番青木学舎」として創立、2023年に150周年を迎えた。

　PTCAと地域の人たちによる「青木小学校創立150周年記念事業実行委員会」で、150年の歴史を伝える記念誌を作成する中、古写真を探すため同協会理事長の山本博士さんに連絡。山本さんから話を聞く中で、小学校から直線距離で約1キロの距離にある歴史遺構「神奈川台場」と、冊子「神奈川台場物語」のことを知り、今回の寄贈につながった。

　1日は、同校の150周年プロジェクト長をつとめる6年生の代表児童、早川瑠璃さんが冊子を受け取り「歴史が大好きなので、早くこの本を読みたい」と話し、PTCA副会長の櫻井美枝さんは「子どもたちに、歴史があるところに住んでいることを誇りに思って育ってもらえたら」と願いをこめる。

　冊子の寄贈は1000冊で、全校児童768人と、教職員らに配布予定。