日本鉄道構内営業中央会(東京都千代田区)は、29社の会員駅弁業者と共同で、駅弁マーク制定35周年を記念した企画を実施。横浜の崎陽軒(横浜市西区高島2)は「駅弁マーク制定35周年記念 炒飯弁当」を11月13日から期間限定で発売する。
「駅弁マーク」は、駅弁のシンボルマークとして1988(昭和63)年に誕生。マークの外枠二重罫の四角形は弁当の経木を、枠の中の十文字は弁当の仕切りをイメージし、「和」の象徴でもある。
同社は、期間中、駅弁マークがデザインされた特別掛け紙をまとった「記念弁当」を用意。掛け紙には駅弁マークをデザインし、35周年の節目を祝う。記念弁当にはオリジナルデザインの「しおり」を封入する。
赤い丸は日の丸を表し、担当者は「昔懐かしい『日の丸弁当』を連想する人もいらっしゃるのではないでしょうか。赤い丸は、人と人との交流の温かさも表す」とコメント。
「コロナ禍という長いトンネルから抜け出した初めての秋。制限なく自由に旅行を楽しんでいただく際は、シウマイ弁当よりも長い歴史のヤキメシにルーツを持つ『炒飯弁当』とともにお出かけください」とも。
中身は、炒飯、昔ながらのシウマイ3個、鶏の唐揚げ、塩焼きそば、風味蒲鉾とクラゲの酢の物、筍煮、紅生姜と、通常の「炒飯弁当」と同じ。価格は980円。販売数量は9000個で、なくなり次第終了。11月17日まで。