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市役所で「今日も明日も負け犬。」上映会 起立性調節障がいを知って欲しい

起立性調節障害の子どもたちの会代表の中山知佳穂さんは中学2年生

起立性調節障害の子どもたちの会代表の中山知佳穂さんは中学2年生

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 横浜市市民協働推進センター(横浜市中区本町6)で11月19日、起立性調節障がいを題材にした映画「今日も明日も負け犬。」の上映会が開催される。主催は「起立性調節障害の子どもたちの会」。

映画「今日も明日も負け犬。」は全て高校生たちが作り上げた

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 起立性調節障がいとは、自律神経の不調などが原因で立ちくらみや全身の倦怠感、朝に起き上がるのが難しくなるといった症状が現れる病気で、小学生の約5パーセント、中学生の約10パーセントが発症しているといわれる。増加傾向にある不登校児童の中にも一定数いるといわれている。

 作品は、中学生の時に起立性調節障がいを発症した西山夏実さんの実話をもとに、西山さんを含む福岡県の高校生の制作チームが立ち上がり2021年に映画化され、日本各地で上映会が開催されている。

 上映会を主催するのは、横浜で活動する任意団体「起立性調節障害の子どもたちの会」。代表の中山知佳穂さんは横浜市港北区に住む起立性調節障がい当事者の中学2年生。「不安や悩みを安心して話したり、出来ることを一緒に増やしたり楽しく過ごすことのできる居場所」の必要性を感じ、2023年に団体を立ち上げた。

 これまで横浜市市民協働推進センターの対話の場「ミズベサロン」での起立性調節障がいをテーマにした集まりや、オンラインで語り合う場を定期的に開催するなどして、同じ思いの人とのつながりを広げてきた。今回は、前半は上映会、後半は起立性調節障がいに関する悩みなどを相談できる時間とする。体調が悪化した際に休憩できるスペースも用意している。

 上映会について中山さんは「私たち当事者は、日頃の生活において、まだまだ周囲の起立性調節障害に対する認知度が低いと感じている。上映会を通して、より多くの方にこの病気を知っていただき、正しく理解してもらえれば嬉しい。正しい理解が広がることで、起立性調節障害に悩む子どもたちにとって少しでも過ごしやすい世の中になればと願っている」と話している。

 会場は横浜市役所1階の横浜市市民協働推進センター内「協働ラボ」。開催時間は14時~16時15分。参加費無料(定員20人、事前申込制)。

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