アルコールや薬物などの依存症からの回復の姿を社会に伝える「リカバリー・パレード『回復の祭典』in神奈川2023」が11月19日、象の鼻パーク(横浜市中区海岸通1)で開催される。
リカバリー・パレード『回復の祭典』in神奈川2022での琉球太鼓
リカバリー・パレードは、アルコールや薬物をはじめ、ギャンブル、ゲームなど、さまざまな依存症や、心の病、生きづらさなどから回復していたり、回復しつつある当事者や家族、友人、支援者らが共に街に出て、依存症から回復できることや回復の姿を社会にアピールするイベント。
2010(平成22)年に日本で初めてのリカバリー・パレードが東京で開催された後、各地に広がった。横浜では2016(平成28)年から開催され、コロナ禍での中止、オンライン開催を経て、2022年から対象地域を神奈川県に広げて開催されている。
今年も、街頭パレードは行わず、回復者や家族らが体験や回復の喜びを話すスピーチ中心のプログラムで開催する。回復者による琉球太鼓(エイサー)やコーラス隊の歌の披露や、元・東洋太平洋チャンピオンの坂本博之さんによるスペシャル ボクシングセッションも用意する。
今回のテーマは「さあ メインストリートへ」。実行委員長の城間勇さんは「依存症者同士が回復を始め、回復を支え合う場としては、自助グループがある。そこから街へ飛び出し、いろいろな依存症の本人、家族、支援者が協力して、回復を世の中に広げていきたいという思いを込めた」と話す。
開催時間は13時~16時。会場は象の鼻パーク内の「開港の丘」周辺。