節分にちなんだイベント「アナゴの恵方巻水槽」が1月9日、横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区八景島)の水族館「アクアミュージアム」で始まった。
節分にその年の恵方を向いて太巻きを無言で丸かじりすると縁起が良いとされる関西発祥の風習「恵方巻き」。「福を巻き込む」という意味を込めて七福神にあやかり7種類の具材が入ったものが望ましいとされ、アナゴは代表的な具材の一つとなっている。
「アナゴの恵方巻水槽」は、アナゴは狭い場所を好み、穴などに潜り込む習性があるため、恵方巻を模した筒を水槽内に設置。アナゴが筒に入ることで、アナゴの顔や尾びれが穴から出て、恵方巻の具のように見える仕組み。
同水族館を運営する会社「横浜八景島」(金沢区八景島)は「品川アクアスタジアム」(東京都)と「西武園ゆうえんち」(東京都)の運営や、「上越市立水族博物館」(新潟県)の指定管理など、水族館・遊園地などのレジャー施設の運営・管理を営む。
「アナゴの恵方巻水槽」は同社が2015(平成27)年7月に開業した「仙台うみの杜水族館」(宮城県)で、2020年に初設置。SNSでの投稿が1.5万リツイート、2.8万いいねと大きな反響があり、翌年、「恵方巻型の筒の作り方」が「横浜・八景島シーパラダイス」に伝授された。
担当者は「アナゴの特性を活かした水族館ならではの福を呼び込む特別展示を楽しんで」とコメントしている。
横浜・八景島シーパラダイスの開島時間は9時~20時30分、アクアミュージアムの営業時間は10時~17時30分。展示場所は、アクアミュージアム3階「LABO6」。展示は2月5日まで。