横浜市写真師会が日本写真の開祖とされる下岡蓮杖顕彰碑前(横浜市中区弁天通)で2月12日、「下岡蓮杖生誕祭」を開催した。
同会は横浜で営業している写真館が所属している団体で、生誕祭を毎年同日に馬車道で生誕祭を伊勢山皇大神宮の神式でとり行っている。
今年は横浜夢座の主宰で女優の五大路子さんも式典に参加した。五大さんは9月に劇団25周年と舞台生活50周年を記念し、明治時代に野毛で写真館を開いた下岡蓮杖らを描く作品「富貴楼 お倉」を上演予定。
五大さんは「この街が好きで、この街に生き、この街に根付く演劇を夢見て25年。写真の祖である下岡蓮杖に活躍してもらえる舞台にわくわくしている」と話す。
下岡蓮杖は1823年(文政6)2月12日生まれで、昨年生誕200年を迎えた。横浜市写真師会は、1910(明治43)年に横浜写真師会組合として発足し写真撮影を専業として来た写真家による組織。